代表理事 平山 雄太

平素より、つくばスマートシティ協議会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

つくば市は2022年4月12日に政府から「スーパーシティ型国家戦略特別区域」として区域指定され、国内外から大きな注目を集めております。私たちはこの機会を最大限に活かし、地域の発展と市民生活の向上に繋がるようなテクノロジー実装に取り組んでいるところです。

スマートシティを成功させるためには、持続可能なビジネスモデルの構築が重要であり、そのためには官民連携が不可欠です。本協議会はその実践の場となるわけですが、何としてもここつくばから成功モデルを築き、それを全国、そして世界へと広げていきたいと強く願っております。

今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

つくばスマートシティ協議会

代表理事 平山 雄太

特別顧問 五十嵐 立青

五十嵐 立青

つくばから世界へ——未来都市の創造

つくば市は今、かつてない挑戦に踏み出しています。「つくばスーパーサイエンスシティ構想」では、科学技術の最前線に立つこの街が、世界に先駆けて社会課題を解決し、誰一人取り残さない包摂的な未来を実現するためのヴィジョンを掲げています。

スーパーシティ型国家戦略特区として政府の全面的な支援を受け、一般社団法人つくばスマートシティ協議会を核に、大学・研究機関、企業、行政が一体となって未来都市の設計に挑みます。住民との対話を重ね、地域社会の課題に正面から向き合いながら、先端技術の社会実装、データ連携の強化、そして果敢な規制・制度改革を推し進めていきます。

この協議会は単なる議論や実験の場ではありません。少子高齢化、環境問題、都市の持続可能性といった世界共通の課題に対し、つくばをフィールドに具体的な解決策を提示し、未来の都市モデルを創出する革新的なプラットフォームです。そして、この挑戦を通じて、日本が再び国際社会のリーダーとして新たなサービスや技術を世界へと発信する道を切り拓きます。

社会変革を志すすべての皆さまの参加を、心よりお待ちしております。

「世界のあしたが見えるまち、つくば」—— その未来を、ともに創りましょう。

特別顧問 永田 恭介

永田 恭介

筑波研究学園都市は、その建設以来、それぞれの研究機関が力を磨き、それぞれのアイデンティティを確立してきました。それを基盤に、つくばの研究機関の協業の機運が高まってきている中、つくばが2022年に大阪とともに、スーパーシティ型国家戦略特区に指定されました。

筑波大学は、従前から筑波研究学園都市の中核を担う国立大学として、市や他の機関とも連携し、研究・教育活動に取り組んでまいりました。つくば市が上記の特区に提案する際には、学内に、つくば未来都市プロジェクト(アーキテクト:鈴木健嗣教授)を立ち上げ、構想の策定を支援いたしました。本学は、市が特区に指定された翌年には、同プロジェクトを発展させる形で、ヒューマン・スマートシティ研究機構を設置し、研究成果の社会実装に向けた学際的な推進体制を構築しました。指定後の取組みには多くの教員が参画し、つくばスーパーサイエンスシティ構想の推進に貢献しています。

しかし、本構想の実現は、市や大学だけの力でできるものではありません。先端的な技術の実証やその先の実装に向けては、様々な研究機関、企業、住民と力を合わせて推進することが重要だと考えています。本協議会は一般社団法人となり、これまで以上に会員相互の連携は強固なものとなりました。

本協議会は、政府や国内外から寄せられている大きな期待に応えるために、また地域課題の解決ひいては未来社会の先行実現に向けて、会員一丸となって活動をより一層推進してまいります。